中古車売買契約書の引き渡し場所と引き渡し期限について

中古車売却の契約書に代金の支払期限を記入したら、次は売却した車の引き渡し場所と引き渡し期限を記入していきます。
⇒「中古車売買契約書の代金の支払い期限について」

車は売主が買主の元へ運ぶか、買主が売主の元へ行き直接引き取るかのどちらかの方法で引き渡されるので、引き渡しの方法とその費用をどちらが負担するかを記入します。
つまり、車をどちらが輸送して、その費用をどちらが負担するかを明確にするというわけです。

車を売主側が輸送して、輸送費用を買主が負担する場合

車を売主側が輸送して、輸送費用も買主が負担する場合

※売主が自分で車を運ぶ場合で、宿泊が必要な場合は宿泊費も買主が負担することを明記しておいてください。

車を買主が直接取りに来る場合や、買主が輸送手段を手配する場合

車を売主が輸送する場合は輸送費用をどちらが負担するかが問題になりますが、一般的には買主側が負担することが多いようです。

車をいつまでに買主のもとへ引き渡すかを明確にします。

「甲は、乙に**年*月**までに車両（商品）を引き渡す。引き渡し場所は乙の指定する場所とする」

売主が場所を指定する場合は「乙」を「甲」に変更します。

車の引き渡し後の確認

車を引き渡したあとに、買主が車をチェックして不具合がないことを確認するように明記します。

「乙は甲より引き渡された車両を直ち（またはX日以内に）に検収する」

検収は、「引き渡された車が契約書にある車両かどうかを確かめてください」という意味と、「車に事前に知らされている故障やキズ以外の不具合がないかを確認してください」という意味があります。

「検収の結果車両（商品）ではなかった場合や、事前に乙が甲より説明された瑕疵以外の問題があったときは、乙が期間を指定し、その期間内に甲は修正し、乙の再検収を受ける」
検収の結果、違う車種だったり年式が違うなど取引するはずの車とは違うものだったら本来取引するはずの車にする、事前に説明している不具合以外の問題が発見された場合は売主の負担で修理をして、買主のチェックを受けるという意味です。
この項目は売主側には不利になることなので記載しない場合や、条件を緩くして記載することもあります。

⇒「中古車売買契約を作成する際の注意点について」

当サイトでは、車を売却する際に買取業者をオススメしています

上記のように売買契約書をひとつ作成するだけでもかなりの労力がかかります。
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