中古車買取業者により高く買い取ってもらう方法
車を買取業者へ販売する場合の注意点は、車を売ろうとする人がどういう形で車を売りたいかによって変わりますが、大きく分けて2つの注意点が考えられます。
売却する車の値段を自分で決められない
車を買取業者へ売却する場合は、買取業者のスタッフが車の査定を行い買取額が決まります。
車を売る側ができることは買取希望価格を伝えることと、出された買取額(査定額)をめぐり交渉をすることしかできません。
交渉の仕方によっては買取額を上乗せできる可能性はありますが、基本的には売却する車の買取額に対して車を売る側が干渉することはできず、ほぼ買取業者側が主導権を握ることになります。
相場価格より安い値段で買い取られる
車をとにかく高く売りたい場合に限り欠点となってしまうのが、車の買取価格が相場価格より安くなってしまうことです。
車の買取業者の買取価格は、相場価格の70%から80%程度なので相場価格に近い値段で買い取られることはまずありません。
さらに車の状態によって相応に減額され、状態が良くない部分によっては大幅に買取価格が下がります。
これらの注意点は車を売る側にはどうすることもできないので、車を売る時にこれらの欠点をどうやって埋めるかを考えておく必要があります。
では、どうやって上記の注意点を解消するのか。
それは、交渉することが有効です。
買取業者と交渉をすることで影響を小さく抑えられます。
交渉というと難しく感じるかもしれませんが、プロ並の交渉術が必要というわけではありませんが、交渉の材料となる情報が必要です。
交渉の材料となるのは、売却する車の相場価格です。
相場価格を知っていれば、最初に出された買取額(査定額)が本当に妥当なものなのかを判断でき、買取業者から引き出せる買取額をある程度予測しやすくなります。
⇒「車の査定額の価格交渉方法についてはコチラを参照」
15分という時間
売りたい車の相場価格を調べるには、インターネット上にある中古車の相場情報等を参照すればすぐに分かります。
相場価格情報は掲載されている場所によって差があるのでいくつかの相場情報を参照することが好ましいのですが、かかる時間は長くても10分程度です。
さらに、業者間の基準の違いで発生する買取価格の差を埋めるために、複数の買取業者に査定をさせれば対策として十分効果を発揮します。
複数の買取業者に査定依頼をするには一括査定サイトを利用すれば5分程度で終わります。
両方行えば15分という短い時間ですが、その効果は大きく買取価格に影響します。
欠点ではあるが、欠点にならない買取価格
ただし、2つ目の欠点である「相場価格より安い価格で買い取られる」ことは明確に欠点かといえば難しく、たとえ相場価格より安い値段で買い取られるとしても、個人で売却する場合の手間や経費を考えれば妥当なものとも言えます。
手間がかかっても良いから高く売りたいという場合でもなければ、特に気にする必要はないでしょう。