中古車売却時の相場を知ろう
一度購入し使っていた車を売ろうとする場合、その車は中古車として扱われ買い取られます。
新車の場合は、車を製造したメーカーが販売価格を決めますが、中古車の値段はどうやって決められているのでしょうか。
中古車も新車と同じく、値段を決めている所があります。
しかし、新車とは違い車を作っているメーカーが決めているわけではありません。
中古車の値段は、中古車を専門に売り買いしている市場(しじょう)で決められています。
簡単に言えば漁港にある魚市場のようなもので、海や川で獲られた海産物が「競り」によって買い取られていくのと同じ仕組みです。
中古車を専門に取り扱う市場は“オートオークション”と言われ、主に車の買取専門業者が買い取った車を出品し、国内の中古車販売業車や海外へ車を輸出する業者が出品された車を落札しています。
この落札額の平均値が中古車の価値、つまり「相場」と言われる中古車の基準価格になっているのです。
売却したい車の価値を知りたい場合は、この相場価格を調べることが大事になってきます。
現在オートオークションを運営している法人は数社あり、オートオークションの会場は国内に100以上存在していて毎日数多くの中古車が出品されては落札されています。
相場価格は中古車の年式や車種、状態によって大まかに決まりますが、状態による差が大きく良い状態の車であればあるほど相場価格の中でも高い価格で売れやすくなりますが、状態が悪ければ相場価格以下の値段になってしまいます。
そのため「相場」と言っても最大価格と最低価格があるのですが、基本的には平均値を基準にして考えて構いません。
相場はオートオークションで取引が行われる限り常に変動していますが、基本的に急激な変動が起こることはありません。
ただし車の年式が古くなるにつれてゆるやかに下がっていき、再び上がるということはほとんどないので年式が新しい車のほうが高い相場価格になります。
相場価格は売却しようとしている車をどのくらいの値段で売れるのかを知る術になるので、車を高く売ろうとする場合は必ず把握しておく必要があります。
もし売りたい車の相場価格を知らずに売却した場合、本当なら100万円で売れたはずの車が本当の価値を知らないばかりに50万円で買い取られてしまうこともあります。
一度車を売ってしまえば後の祭り、あとから何を言ってもどうしようもありません。
この例の場合は50万円の損ですが、それ以上の損をする場合も十分に考えられます。
売却しようとする車の相場価格を知るには、インターネット上にある相場情報サイトを利用すると便利です。
最新の情報が掲載されることはありませんが、数日前の相場情報が掲載されているので、売りたい車の今の価値を調べるには問題ありません。
売りたい車の車種名と年式と「相場」という言葉を検索すると出てくる場合もあるので、車を売却する前に必ず売却予定の車の相場価格は調べて置いてください。
売りたい車の価値を知ることは、車を高く売るために必要な第一歩です。
また、一括査定にて複数業者に査定を依頼する事で、だいたいの車の相場を知る事もできます。
こちらも無料で行うことができるので、車の売却の際にはぜひ行いましょう。